認知症の発症を睡眠から予測するAIの実用化に向けた臨床研究を医学部発スリープテックベンチャーと民間医療機関が開始
認知症の発症を睡眠から予測するAIの実用化に向けた臨床研究の開始について、プレスリリースを発表しました。
認知症の発症を睡眠から予測するAIの実用化に向けた臨床研究を医学部発スリープテックベンチャーと民間医療機関が開始

認知症の発症を睡眠から予測するAIの実用化に向けた臨床研究を
医学部発スリープテックベンチャーと民間医療機関が開始

2019年5月15日
エコナビスタ株式会社
医療法人社団一心会 初富保健病院/初富保健病院介護医療院

大阪市立大学医学部発のスリープテックベンチャー、エコナビスタ株式会社(代表取締役 渡邉 君人、以下「エコナビスタ」)と日本最大の介護医療院を有する医療法人社団一心会 初富保健病院/初富保健病院介護医療院(院長:唐澤 秀治)は、2019年4月1日(月)から、同意を頂いた入院患者様の睡眠中の生体情報データ等を用いて、認知症の発症傾向の特徴を持つ睡眠の構造や位相、自律神経の解析と、認知症の発症を予測するAIの実用化に向けた臨床研究を開始しました。また、新たなパートナーとして、東京海上ホールディングス株式会社(取締役社長:永野 毅)にも、本研究に参画して頂き、本研究によって得られる知見を活かし、認知症高齢者やそのご家族の負担を軽減するための商品やサービスの開発等をご検討頂きます。


■ 臨床研究の概要

認知症と睡眠構造の関係を示唆する研究はあるものの、経時的にデータを取得し続けることが難しく、また、軽度認知障害(以下、MCI)を対象とした研究は、MCIの状態であることを見過ごされてしまっているケースもあり、研究体制そのものを作り上げることが難しい分野です。

エコナビスタが提供している高齢者見守り支援機器「ライフリズムナビ+Dr.」は、対象者様にご負担のない状態で睡眠時の詳細な生体情報を詳細に取得し、データをクラウドサーバに常に蓄積し続けることが可能であるため、本臨床研究における「経時的にデータを取得し続ける」という課題をクリアできるツールです。

この度、初富保健病院ご協力のもと、認知症に限らず、MCIも研究対象にした認知症発症予測AIの臨床研究を行うことで、より簡便で確度の高いスクリーニングツールづくりの実用化を目指します。

研究開始
2019年4月1日(月)
対象
初富保健病院/初富保健病院介護医療院にてご協力をいただける入院患者様
実施内容
生体情報を取得できるセーフティスリープセンサー(SSセンサー)による睡眠時のデータを取得(非介入)
目的
睡眠構造のデータを元に、認知症発症予測AIの実用化を目指す
■ 本件の背景

認知症のスクリーニングツールはすでに多くのものが実用化され、臨床に用いられておりますが、それらのツールは質問や課題に答えたりするなど、能動的にご参加を頂く必要があり、心の抵抗感がツールの利用時期を遅らせてしまう等、結果として初期段階を見逃してしまうというケースもあります。 当社の考える軽度認知症の初期症状をスクリーニングする為には、ご本人の負担なく、毎日の何気ない情報から変化の予兆を掴むことこそが、何より重要となります。

エコナビスタは、高齢者施設向けの見守り支援サービス「ライフリズムナビ+Dr.」を運用しており、ご利用数はのべ2000人以上の実績を持っています。この見守りサービスでは睡眠時の生体情報を取得できるセーフティスリープセンサー(SSセンサー)を用いているため、すでに多くの高齢者の睡眠状態および睡眠時の生体情報をデータベース化し、保有しております。今回は、このデータから解析された認知症患者の睡眠データを用いたAIの研究成果をベースに、実用化に向けた医療機関との臨床研究を行います。

現在、事業パートナーである東京ガス株式会社(代表取締役社長:内田 高史)と睡眠・疲労回復など、健康をサポートするサービスを開発するための実証実験を行なっております。この実証実験では、睡眠の構造・位相や自律神経の解析などを行なっており、今回の認知症に関する本研究にも応用することのできる研究成果を積み上げています。 エコナビスタは、多くのパートナーと今後の高齢化社会において、高齢者本人だけでなく見守る家族の負担も低減し、安心かつ元気に過ごせるサービスの研究開発を行なっており、その一環として、本研究への参画・支援を行なっていきます。

■概要

「介護医療院」は、長期的な医療と介護のニーズを併せ持つ高齢者を対象とした、「日常的な医学管理」や「看取りやターミナルケア」等の「医療機能」と「生活施設」としての機能とを兼ね備えた施設として、平成30年4月に創設されました。高齢化を迎えた日本社会の現状に合わせたこの施設は、医療機能を持ち合わせている特徴があり、高齢者の住まう住居形態は、決して在宅や有料老人ホーム、サービス付き高齢者住宅だけでなく、このような医療の分野にも大きく広がりを見せています。

しかし当然、介護医療院は住居ではあるものの「医療」の分野であり、利用されるIoT機器にも高い精度・高品質を求められます。

エコナビスタのIoT睡眠センサーは、介護の分野ではすでに1,500台以上を出荷した実績があり、医療機器相当の高品質で膨大な高齢者睡眠データが、クラウドサーバに常時保存され、また解析を行なっています。この高齢者睡眠ビッグデータとデータ解析力を高く評価され、医療の分野でも導入を開始することになりました。

今後は高齢者睡眠ビッグデータを、介護分野での生活支援・自立支援へのサポートだけでなく、医療の分野でも利活用を進めていきます。


【エコナビスタ株式会社について】
住宅設備機器の一括制御技術を基礎に、大阪市立大学大学院医学研究科疲労医学教室の研究成果を応用させることで、快適、安全な理想空間を創造するスリープテックベンチャーです。

【エコナビスタ株式会社の概要】
会社名称
エコナビスタ株式会社
代表者
渡邉 君人
設立日
2009年11月18日
本社所在地
東京都千代田区
資本金
34,956万円(資本準備金含む)
主な事業内容
住宅設備機器の一括制御技術を基礎に、大阪市立大学大学院医学研究科疲労医学教室の研究成果を応用させることで、快適、安全な理想空間を創造するスリープテックベンチャー企業。
社員数
12名
【初富保健病院について】
法人名称
医療法人社団一心会
施設名称
初富保健病院(医療療養:320床)
初富保健病院介護医療院(定員数:320名)
理事長
長谷川 堯
院長
唐澤 秀治
設立日
1986年2月
所在地
千葉県鎌ケ谷市初富114番地

※その他、記載されている会社名・商品名は、各社の商標または登録商標です。

※プレスリリースに掲載されている内容、サービス/製品の価格、仕様、お問い合わせ先、その他の情報は、発表時点の情報です。その後予告なしに変更となる場合があります。

【本リリースに関するお問い合わせ・取材のお申込み】
エコナビスタ株式会社 TEL:03-6206-9207

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