ライフリズムナビ
導入事例

看護、介護の現場の
負担を軽減し、
患者さん一人ひとりに
向き合うために

医療機関
医療法人社団青洲会 神立病院

理事長 平塚 圭介 様

【医療機関情報】
所在地:茨城県土浦市神立中央5-11-2/設立:1982年1月/法人名:医療法人社団青洲会 神立病院/代表者:理事長 平塚 圭介
HP:https://seisyuukai.org/hospital/

医療法人社団青洲会 神立病院様(以下、「神立病院」)は、茨城県土浦市にある病院で、「地域社会に貢献できる良質な医療と看護・介護」を追求されていらっしゃいます。 グループには、医療機関に加えて、介護老人保健施設、特別養護老人ホーム、グループホーム、ケアセンター、保育園、障害者支援施設もあり、地域の方々と共に歩まれています。 今回は、神立病院 理事長 平塚 圭介様に、ライフリズムナビ®+Dr.を導入した経緯と期待をお伺いしていきます。

地域密着型病院に求められていること

神立病院 理事長 平塚 圭介様

平塚理事長が指向されている「地域密着型の病院」について教えてください。

平塚理事長: 都内の救急救命センターで、患者さまの命に直面する専門医としての勤務などを経て、現在は、先代の父が開設した神立病院を引き継ぎ、理事長として、また整形外科医として日々診療を行っています。
都内の大きな病院と地域密着型の当院とでは、見えている景色が違うため、担う役割も異なっていると思います。

もちろん、どちらも病を診ることに相違はないですが、地域密着型の当院には、より患者さんお一人おひとりに寄り添った対応が求められています。身体的、環境的な変化に合わせて、医療から介護まで、包括的な対応が求められていると思います。

地域密着型の病院における
現状の課題とは?

超高齢社会における日本において、人手不足は大きな社会課題ですが、神立病院様でも同様の課題を抱えているのでしょうか?

平塚理事長: 抱えています。特に、当院のような地域密着型の病院や介護施設では、看護師や介護士(以下、スタッフ)の人材不足は深刻です。現状の日本の保険診療制度においては、夜間勤務や、膨大な報告業務など、スタッフの身体的・精神的負担が大きいのが現状です。本来業務に時間が割けないことや、細心の注意を払っていても0にはならないトラブル発生時に受けるダメージから、スタッフは相当なストレスを抱えます。
私は、スタッフが安心して働ける環境を整えたいと常に考えています。

スタッフが安心して働ける環境が整うと、患者様へもよい影響がありそうですね。

平塚理事長: その通りです。そのような環境が整うと、スタッフが患者さん、入居者さんに安心して向き合うことができます。
また、現状の制度では、画一的な治療やケアが推奨されていますが、本来はお一人おひとりに合わせた看護、介護が必要です。
例えば、状態が安定している患者さん、入居者さんへの定時、頻回の訪室による対応は、かえって回復や安眠を妨げることに繋がってしまう懸念があります。

ライフリズムナビへの期待

そのような課題も踏まえ、「ライフリズムナビ」の病床への導入をご決断いただいたのですね。

平塚理事長: はい。「ライフリズムナビ」を導入すると、スタッフが訪室しなくても、患者さん、入居者さんの異常をいち早く発見し、即座に対応することができます。また、画一的な定時の訪室を避けることで、患者さん、入居者さんの回復や安眠の阻害も、スタッフの業務負担も軽減できます。スタッフが安心して働く環境を実現できると思いました。

また、患者さん、入居者さんの睡眠の状況がわかることに大いに期待をしています。現状は、眠れない患者さんや入居者さんには眠剤を処方するなどの対処療法などが一般的であり、医療業界では「睡眠の質」にあまり注目をしてこなかったとも言えます。しかし、全身の状態の安定、回復には「睡眠の質」も重要です。これまで見えなかった睡眠の状況が見えるようになると、新たな道筋が見えるようになるのではないかと期待しています。

そして、「ライフリズムナビ」で獲得するデータを活用した睡眠の質の分析は、疾患の早期発見、早期治療に繋がる可能性を秘めていると思います。
そして、例えば、高齢者に多い認知症などの早期発見ができるようになると、患者さん、入居者さんはもちろん、見守るご家族、スタッフにとっても、負担軽減に繋がりますし、日本全体の課題解決にも寄与すると思います。

今後について

平塚理事長: 地域密着型の当院は、日々地域の方々に向き合い、医療、介護を推進してきました。 地域の皆様からの信頼は、一朝一夕には得られるものではなく、これまでの日々の積み重ねで得られるものと思っています。 今後も「ライフリズムナビ」のデータも大いに活用し、医療、施設介護、在宅介護のシームレスな連携により、お一人おひとりに寄り添った医療・介護を実現していきます。

探訪後記

医療機関の病床への利用は、当社として初めての事例です。
看護における業務効率化、生産性向上はもちろん、認知症などの疾患の早期発見、早期治療など、医療における貢献の可能性についても感じられました。
次は、スタッフの皆様に導入効果についてお伺いするとともに、医療業界における活用可能性についても伺いたいと思います。
エコナビスタ一同、ライフリズムナビの導入によって看護・介護現場の業務負担軽減、生産性向上に貢献できるよう、これからも精一杯努めてまいります。

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