ライフリズムナビ
導入事例

スタッフが一丸となって
「心を起こす」介護の実現

住宅型有料老人ホーム
株式会社POLTE BONHEUR(ポルトボヌール) ここかえるからくに

代表取締役社長 大石 茂美 様/看護師 佐藤 正一 様/介護士 ヴァン・ティー・ニュー・クイン様

【法人情報】
法人名:株式会社POLTE BONHEUR(ポルトボヌール)/代表者: 代表取締役社長 大石 茂美/所在地:大阪府岸和田市小松里町599-8/設立:2019年2月/運営施設名:住宅型有料老人ホーム ここかえるからくに
HP:https://www.poltebonheur.com/

2023年7月に新規オープンした住宅型有料老人ホーム「ここかえるからくに」様(以下、「ここかえるからくに」)は、大阪府和泉市に位置し、生きる力が湧いてくるよう五感を刺激する「心を起こす」看護・介護を追及されています。
今回は、ここかえるからくにへ訪問し、代表取締役社長 大石 茂美 様(以下、大石社長)、看護師 佐藤 正一 様、介護士 ヴァン・ティー・ニュー・クイン 様に、ライフリズムナビ®+Dr.を導入した経緯や活用状況、今後の期待についてお伺いしていきます。

ご利用者が望むタイミングで訪室するケアを実現
笑顔が絶えない施設に

代表取締役社長 大石 茂美 様

大石社長が指向されている「介護施設」について教えてください。

大石社長: 看護師として医療機関での臨床経験を経て介護施設の運営を志し、経営を引き継ぎました。初めての介護施設では、走り回るスタッフをなんと呼び止めるご利用者の声があちらこちらから聞こえ、人手不足のため施設の清掃にも手が回らない、設備や建具の修繕もままならない状況でした。床をひたすら清掃することから始め、介護、看護とは何か、皆が幸せを感じるためにはどうすればよいかを考え続けました。

考え抜いた結果、まず働くスタッフが幸せになることが大切であると気が付きました。 そのためには働く環境や仕組みを整える必要があると思いました。今の環境では目の前にある業務に追われ続け疲弊し、ご利用者と触れ合い過ごす時間が後回しになってしまう。「心を起こす」仕事をしてもらうために徹底的に環境を整えることを決意しました。

「心を起こす」介護を行うための環境改善

2023年7月に開設した住宅型有料老人ホーム「ここかえるからくに」で、その決意を実現させたのですね。具体的にはどのようなことに取り組まれたのでしょうか?

大石社長: まずは、高齢者見守りシステム「ライフリズムナビ+Dr.」の導入です。これまではご利用者からナースコールがあり、スタッフステーションから応答して用件を確認し、訪室して対応するという流れでした。
ですが、「ライフリズムナビ+Dr.」を導入すれば、ご利用者とスタッフの無駄なやり取りがなく、精神的な負担もなくせることに気が付きました。

「ライフリズムナビ+Dr.」の「体動アラート」を受けて「どこでも見守りカメラ」で映像を確認。ご利用者の次の動きを予測し、ご利用者のコールを待たずに訪室をします。つまり、ご利用者が本当に来てほしい、ちょうどいいタイミングで訪室することができるのです。
ご利用者からは、毎回「なぜ、私が来てほしいと思ったことが分かったの?ありがとう」という言葉をいただけるようになり、安心感やスタッフとの信頼関係構築にも繋がっています。
ご利用者からのナースコールを起点に行動を開始するという固定概念が大きく変わり、無駄なやり取りが無くなりました。

システム導入による変化や効果

呼ばれたら訪室するケアから呼ばれる前に予測して訪室することで、無駄な訪室がなくなったのですね。他に「ライフリズムナビ+Dr.」の導入効果を教えてください。

大石社長: 夜間定時巡視(以下、ラウンド)はやめました。不要な訪室はご利用者の安眠を阻害しますし、昼夜逆転を引き起こす恐れもあります。ラウンドをなくすとスタッフの不安が募るのではないかと心配しましたが、「どこでも見守りカメラ」で映像を見て判断し、必要があれば訪室することにより払しょくできました。
また、医師とのコミュニケーションにも役立っています。これまで医師から「何か変化がありましたか?」といった質問に、定性的な回答しかできずもやもやしていました。今はデータを見せることでご利用者の日常をご理解いただき、過剰な薬の投与を減らすことができていると思います。

医療ニーズが高い方も多くご利用されていますね。

大石社長: 当施設は24時間看護師が常駐し、医療ニーズの高い方にもご利用いただいています。理想の施設への環境づくりとして移乗用リフトも導入しました。スタッフを過度に疲弊させず、笑顔でご利用者と向き合う時間と気持ちを確保しています。「ライフリズムナビ+Dr.」で常に心拍、呼吸がモニタリングできていることで、ご利用者のご家族の安心にも繋がっています。

今後の「ライフリズムナビ+Dr.」への期待について教えて下さい。

大石社長: 引き続きしっかり活用していきたいと思っています。看護師、介護士、共に不要なラウンドはやめて、必要なタイミングでご利用者に手を差し伸べることで信頼関係を深め、笑顔を増やしていきたいです。

「ライフリズムナビ+Dr.」はなくてはならないパートナーです

看護師 佐藤 正一 様

看護師としてクリニックで働いていた佐藤さんは、なぜ、ここかえるからくにで働こうと決めたのですか?

佐藤様: 前職でここかえるからくにで仕事をする機会があり、ここまで働くスタッフの環境づくりについて考えている介護施設があるのかと感動し、一緒に働くことを決めました。医療ニーズが高いご利用者も多く、医療設備も充実しており、介護施設のイメージが変わりました。業務範囲が広がり、いろいろな景色を見ることができています。

初めて「ライフリズムナビ+Dr.」をご覧になった印象はいかがでしたか?

佐藤様: 驚きしかありませんでした。スマートフォン1台にたくさんの情報が一元化されているので煩雑さがない。タブレットやパソコンからもご利用者の状況を確認することができるので本当に便利です。

ライフリズムナビ+Dr.でご入居者の様子を把握

システム活用による業務の変化

実際に「ライフリズムナビ+Dr.」をどのようにご利用されていますか?

佐藤様: 「体動アラート」をよく活用しています。このアラートが鳴ったら、ご利用者は何か次の行動をしようとしているため、まずは「どこでも見守りカメラ」の映像を見てチェックし、インカムでスタッフとコミュニケーションを取ります。「○○さん、起きたいみたいだね。□□さん、訪室してサポートできる?」など、次の行動を予測して声を掛け合い、ちょうどいいタイミングで訪室しています。

定時のラウンドではご利用者の何かしたいという気持ちやタイミングを逸してしまうし、無駄な訪室はスタッフの労力、時間を奪います。数名のスタッフの耳と目では、すべてのご利用者の状況を常に把握することは難しいですが、各居室の「ライフリズムナビ+Dr.」はスタッフの耳となり目となってくれる、なくてはならないパートナーです。

医療ニーズが高いご利用者も多いですが「ライフリズムナビ+Dr.」をどのようにご利用されていますか?

佐藤様: 夜間異変が起きた際に救急車を呼ぶこともあります。その際もスマートフォン1台を持って同乗し、直近のバイタルデータや睡眠状況をデータで伝えることができるため瞬時に情報共有できます。
日常も緊急事態にも活用しています。

今後はどのように活用していきたいですか?

佐藤様: リアルタイムでの活用は定着してきました。今後は過去の睡眠データを分析してケアに役立てるなど、ますます活用していきたいです。また、新しい機能についても理解して、どんどん使いこなしていきたいと思っています。

毎日、ひとつずつ新しい発見があり、楽しいです

介護士 ヴァン・ティー・ニュー・クイン様

クインさんは、日本での介護のお仕事はいかがですか?

クイン様: ベトナムから日本に来て、介護の仕事をして4年くらい経ちます。他の介護施設での経験を経て、ここかえるからくにで働き始めましたが、介護士、看護師、皆が協力して、介護をしているし、皆さん優しく教えてくれるので安心して働けています。

日々、どのようなお仕事をされているのですか?

クイン様: 申し送りから始まって、週2回お風呂のサポート、カラオケや体操などのレクリエーションがあります。食事の介助や口腔ケア、就寝の介助、排せつ介助、お部屋の清掃も担当しています。

「ライフリズムナビ+Dr.」のような見守りシステムを活用したことはありましたか?

クイン様: これまで働いていた介護施設にはありませんでした。「すごい!」と思いました。特に、「どこでも見守りカメラ」は本当に便利です。アラートが重なったときに、映像を見て訪室する優先順位をぱっと決めることができます。画面もとても見やすいです。

「どこでも見守りカメラ」でご入居者の様子を確認

「ライフリズムナビ+Dr.」はどのようなシーンで役立っていますか?

クイン様: 転倒事故の防止に役立っていると思います。「体動アラート」後に「どこでも見守りカメラ」の映像を見て訪室し、転倒を未然に防ぐことができています。ご利用者の動きやバイタル、睡眠時間、心拍、お部屋の温湿度まですべて分かるのでとても便利です。人数が少ない夜勤も不安がありません。

今後はどのように活用していきたいですか?

クイン様: 毎日、ひとつずつ新しい発見があり、介護の仕事を楽しくできています。今後もできることを一つひとつ増やしていけるよう頑張ります。

探訪後記

ここかえるからくに様に足を踏み入れた瞬間、笑い声が聞こえ、柔らかい空気が感じられました。スタッフの方とご利用者、ご利用者の家族が笑顔でコミュニケーションを取られている様子を施設内のあちらこちらで拝見しました。
大石社長の「スタッフの働きやすい環境をつくることが、ご利用者の笑顔を増やす」という想いがスタッフ皆様に伝わっていて、この雰囲気に繋がっていると感じました。
ご家族からの入居の談やスタッフへの応募件数も多いとのことで、その理由がわかりました。
ライフリズムナビ+Dr.が理想の介護施設の実現に一役買っていることは、弊社もたいへん嬉しく思います。
今後も皆様のお役に立てるよう、弊社一同、今後も精一杯努めてまいります。

ここかえるからくにの皆様、ありがとうございました!

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